Super Mario Odyssey

実質マリオパーティ

というのは嘘である。しかし、絵合わせには非常に苛立った。「発案者は市中引き回しの上、打ち首獄門にすべきだ」とプレイ中は思っていたが、何も難しいことはなく目の配置を入れ替えれば、いい加減に置いてもクリアできることに気が付いたので減刑を認める。もっとも、パワームーンフルコンプなんてことを考えなければやらないでもいいのだ、おまけ要素に文句を言うのは筋違いと言われればそこまでの話である。

初めてこのゲームのPVを見たとき、周囲をキョロキョロと挙動不審なマリオが気持ち悪い走りをしているイメージしか残らず大丈夫かと思ったが、慣れたのか発売前は楽しみで仕方なかった。

そしてゼルダ同様期待に応えてくれた。退屈な冷笑家なのでこのゲームを称賛する言葉が思いつかないが、傑作である。ゼルダのような衝撃はないが、実に楽しい、そして気楽にできる。ゼルダ以上に万人にお勧めできるゲームだと思う。

操作は一見複雑で、鳥頭の私はウンザリしたが、クリアするだけなら大した技術は必要ないし、クリアする頃には自然な物となっていることだろう、いつもの任天堂のゲームらしく。ここ最近のゲームは操作が多すぎるがこれは許容範囲だと思う。ただし、キャッピーの投げ技は最後までまるで思い通りにならなかった。

今更言うまでもないが任天堂レベルデザインのセンスは素晴らしい、なぜか総当たりする癖がついているが、このゲームはそんな苦労するまでもなく、少し考えれば自然に目標まで到達できるようになっている。いくつか想像はできるが分かりにくいものもあるにはあったが、些細なことである。すべての3Dプラットフォーマーが見習うべき作品である。

ゼルダの見直しとはまた違う形ではあるが、飛び跳ねするだけでミリオンヒットするひげ面のおじさんも再解釈されたのか、キャプチャーというちょっとしたホラーである新要素も、マリオの楽しさを崩さず、マンネリを防ぐことに成功している。ただし、ヨッシーはキャプチャーしないで、乗ってもらいたかった。

今までのマリオの集大成を意識しているのかのような演出もあり、64ファンの私にはうれしい要素も盛りだくさん、森の国のようなどことなく趣味の悪い、トラウマ狙い?のステージも、マリオシリーズ任天堂らしさを感じさせる優れた作品、ゲーム愛好家ならばやらない理由はあるまい。