Fallout4

時代の寵児ともいわれるBethesdaの送るポストアポカリプスRPGシリーズ最新作、圧倒的物量と苛立つバグの連続、何もかも中途半端な本作を体感しよう。

私は残念ながらFalloutファンとは言えない、シリーズは3とNVしかやったことがないし、これぞFalloutという観念を持っているわけでもない。DLCも買っていないので、純粋に1個の期待作品としてプレイを始めた。

最近FPSを出すことの増えたBethesdaらしく、戦闘面では大幅な進化を遂げている。従来作品の酷い戦闘からようやく解放されるのかとほっとする。ストーリーもパワーアーマーまでイカした演出が続き、これはなかなかと思ったものの、そこがピークである。

武器の改造だの、町の開拓だの様々な要素があるが、特別やりたいとも思わなかったし、やる必要がなかったので、このゲームのシステムは全く把握していないと思う。しかし、私はRPGをやるつもりで手を付けたのだ、特に望んでもいないシステムを新しく覚えようと思えるほ余力があるわけでもないので仕方あるまい。

ではRPGとしてどうなのかといわれると、大きな問題がある。メインクエストに関わる団体の主義主張、そして行動がどうにもチープな気がしないこともないが、そんなの些細なことで、問題はRP部分がローカライズと会話の選択肢で台無しになっていることである。会話の内容が全く頭に入ってこないのは、時に理解が困難な文章のみならず、短縮された単調な会話の選択肢から、斜めの方向に話が展開していくことも原因だろう。全く乗り気にならないのに選択肢を与えられてもうんざりする。”アメリカ語”で遊べば印象が変わるのかもしれないが、この情報過多なゲームをいちいち翻訳して遊ぶほどの体力はない。

そうして、寄り道する気力も失われるのである、残された魅力の大半も失われる。戦闘もFPSとしてみると完成してるとは言い難い。凄まじい物量を準備しただけで、それ以上の何物でもない作品である。BethesdaゲームはMODを導入してやっと遊べるとの意見もあるだろうが、結局それの意味するところはゲームとして全く完成していないということではないだろうか。